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be Blog Vol.35【白い朝顔を作るのに850年, ゲノム編集ではなんと1年】

be Blog Vol.35【白い朝顔を作るのに850年, ゲノム編集ではなんと1年】

 

朝顔の全ゲノム配列の解読が2016年に完了しました。
その後筑波大学の研究グループがゲノム編集による実験で白い朝顔の作出に成功しました。

朝顔は、1200年程前に日本に伝わり、江戸時代に大流行の際に多くの突然変異(トランスポゾン[Tn:転移要素=小型の動き回るDNA]による遺伝子の変異)で新種が続々と誕生しました。

朝顔は9種類ほどあって、ヒルガオ科サツマイモ属分類ツル性の一年草です。(約1,500系統を九州大学の機関が保管)があります。
こちらでは一般の方も含め、なんと種子を無料(手配料などは実費)で送付いただけます。
愛好家にはたまりませんね。(現在は一時ストップしており研究者の方を優先して配布のようです)

小さな頃に朝顔を食べちゃだめと教わりました。いろんな花の蜜を吸ったりするのは年代がばれますね。
朝顔にも毒があるものがあります。

朝顔の花の色素のアントシアニンを抜いていくと白く変化します。
アントシアニンは細胞内の液胞に存在します。
花の色が変化をするのですが、開花の時にpH値が上がると、なんと紫から青色になります。
逆に花がしぼむとpH値が下がり紫に戻るのです。
アントシアニンをつくる酵素の遺伝子群にトランスポゾンが挿入されると正常なアントシアニンが作られないため白色に変化します。

以前、青いバラを作る企業がありましたが、人は出来ないものに挑戦していくものなのでしょうか。
青いバラを作る方法は、赤い色素を抜いていけばうっすら薄い紫色に近いバラが出来るようです。
自然界に青い花が少ないのは花全体の10%程度にしか、青い色素を持つ種が存在しないからだそうです。

ちなみに、ECサイト検索で購入出来るバラは真っ青ですが、あれは染め上げてます。
茎から色を吸い上げてるんですね。

朝顔は江戸時代に大変流行しており、芸術の世界でも伝若冲が「向日葵雄鶏図」(代表作)描いており時代を感じさせますね。
江戸時代は、ミニマリストな生活であったり、現代では国宝級レベルの職人さんが多数居たとされており、いろんな意味ですごい時代だったのだろうと改めて思います。

白い朝顔を作るのに850年かかると言われていたのに、ゲノム編集で1年で出来る時代になったのはすごいことです。
今後いろんなものが研究の成果が発表されていくのでしょう。

ゲノム編集に多くの人がもっと興味を持って盛り上がっていけばいいなと思います。

 


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